なんであの猿は

昨日言ったことを今日には撤回したくなっている。自分用メモなのでネタバレ配慮ないです

パッチギ!

井筒和幸

2005

シネカノン

 

康介:塩谷瞬

アンソン:高岡蒼甫

キョンジャ:沢尻エリカ

紀男:小出恵介

 

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群像劇。1968京都、朝鮮学校との喧嘩(観光バス横転など)。担任が革命大好きで反戦の為の戦争じゃーつって親善サッカー試合を康介と紀男に朝高へ申し込みに行かせる。康介は吹奏楽部のキョンジャに一目惚れする。キョンジャの兄のアンソンは番長である。康介は紀男にフォークバンドをやろうと持ちかける。韓国語を勉強し「イムジン河」を弾く。アンソンは彼女を妊娠させてしまう。紀男は政治に目覚める。アンソンの弟分が死ぬ。康介は葬式を追い返される。ラジオ局に出向き「イムジン河」を歌う。アンソン達の喧嘩の途中にアンソンの彼女が出産する。

 

・暴力

弟分の棺が入らない→扉をぶっ壊して部屋に入れる。暴力ではないシーンも暴力で見せるのが上手いなあと思った。

 

・河

康介以外の立場は日本・朝鮮で明確である。不良高校生達や葬式で康介に在日の立場からの恨みつらみをぶつけた親族はもちろん康介の母も無自覚でナチュラルな差別的言動描写がある。唯一不明瞭な彼が宴会に招かれアンソンが「気に入らねえ」と呟く場面もある。フォークで平和を歌えばいいんじゃないかと言う康介が紀男に橋の上(橋の手すりは割れている。国境分断に関連付けられていた)で馬鹿にされる場面もある。その後アンソンの弟分の葬式で追い出された際、康介はその橋の上でギターをぶっ壊す。だがラジオ局で半ば無理やりギターを貸され、ラストの大規模な喧嘩はそこで歌った本来放送禁止の「イムジン河」をバックに中土手で、しかも決着は付かなかった。河を中心にそれぞれ群像が同時に描かれるのは最高だった気がする。

 

・GOの話

GOのようなコスモポリタニズムの方がまだ小気味いいかな。あと乾いた暴力という点も似ているけどGOの方がポップだった。

 

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